脳内シェナニガンズ

沼語りと既成年の主張

ホロライブにハマっているという話

コロナ禍で生活の節々に変化が起きたが、その中でも個人的に大きな影響を与えたのがホロライブとの出会いだ。
出会いは正直に言うと、正確には覚えていない。
(というかYouTubeで初めて見た動画を正確に覚えている人ってすごくない?)
しかし確かなのは、昨年2020年のゴールデンウィークに自分は切り抜きを見て、それ以来ドはまりしてしまったということだ。

 

そもそもホロライブって?

という人もいるかもしれないので一応説明すると、ホロライブとはカバー株式会社の擁する女性アイドルVtuber事務所を指す。(正確にはホロライブプロダクション)
所属タレントの主な活動場所はYouTubeで、ゲーム、雑談、他企画配信を行っている。
日本発で日本で配信しているタレントが一番多いがインドネシア英語圏のタレントも所属しており、世界的に展開している。
現在は卒業してしまったが桐生ココというタレントがスパチャ総額3億円を達成し世界一スパチャで稼いだ女になったというニュースは記憶に新しい。

 

なぜVtuberを見るの?

これは少し的を射ない回答なのだが、自分はVtuberを見ているというよりはホロライブを見ているという感覚でいる。
女の子がピンであったり、複数人のコラボであったりでわちゃわちゃしている姿を見るのが楽しいというのがホロを見る理由で、3DのリアルのYouTuberのそういったコンテンツ(認知していないがおそらく存在するのだろう)よりも2次元のキャラだと見ていて恥ずかしさが少ないというだけだと思う。

 

リスナーとしての遍歴

どのようにしてホロ沼に使っていったのか、年表を辿っていこう。

最初期(2020年5月~6月)

当時は大学時代に見ていたリアル系のYouTuberの動画をあまり見なくなり、ゆっくり解説動画を主に見ていた。
すると関連動画に切り抜き動画が現れて再生したのだろう、気付けばおすすめ動画にホロライブの動画がたくさん現れるようになった。

 

最初期は三期生の切り抜きを時折見ていた。
というか正確には兎田ぺこら(以下、ぺこら:link)と宝鐘マリン(以下、船長:link)の二人の切り抜きを見ていた。
ぺこらは主にゲーム配信で彼女が起こす事件とリスナーとのプロレスが切り抜き映えするのでコンテクストが無くても非常に見やすかったのだと思う。
船長については社会人時代に勤務していた会社のボーナスがみかんだった話など、雑談配信の内容が面白いと感じていた。

 

とはいえ積極的に見ていたわけではなく、キャッチーな切り抜きタイトルとサムネに惹かれてちょくちょくクリックしていたという具合だ。

Vtuberという存在はキズナアイとのじゃろりの存在を知っていた程度で、へーまだVtuberって廃れていないんだ、という感覚でいた。
この時期はホロライブのタレント(ホロメン)の全容を把握しておらず、名前と顔と声が全然一致していなかったので、大型コラボの動画を見ても訳が分からなかった。
おそらくこれが理由で、他のホロメンについて調べるようになった。

 

箱としての認識(2020年7月~8月)

他のホロメンについてある程度把握してくると展開にスピード感が出てくる。
コラボ動画を見ても楽しめるようになると、その場にいる知らないホロメンを軽くチェックしてみて、更に既知のホロメンが増えていく。
こうしてけみぃは雪だるま式にホロ沼の深みに潜っていったのである。

 

ある程度誰が誰かを把握して、どういった配信をするのかを把握してくると、切り抜き動画だけでなく実際に生配信も覗くようになる。
ところで、当時見ていたホロメンの配信と切り抜きではどうしても暗黙の了解や、メンバー内での身内ネタに理解できないものが度々出てきていて、調べることもあったがよく分からないままスルーすることもあった。

 

自分は結構面倒な性格をしていて、例えばモンハンならできるだけ多くの武器を使いたいし、シリーズ物のゲームなら初代から触りたい人間だ。
別に太刀しか使わないという選択もいいと思うが、ハンマーもランスも使った方が多くの楽しみ方をできるし、ディスガイア5だけでも面白いかもしれないが初代からプレイした方が小ネタや復刻キャラなども楽しめるだろう。
要は提供されているエンターテインメントをできるだけ余すことなく享受したいというきらいがある。
(なおジョジョを友人に布教する際は相手に合わせて三部~五部のいずれかを薦めることにしているので、ここだけダブルスタンダード笑)

 

かくして自分は5期生、特に桃鈴ねね(以下、ねねち:link)と獅白ぼたん(以下、ぼっさん:link)の配信を多く見るようになった。
(なおぼっさんは、元ねらーとして、2ちゃんねるネタなのは知っているが本人が許可しているので呼びやすいぼっさんにする。あまり自分の中で”ししろん”という認識をしていない。)

 

5期生のデビュー(2020年8月~12月)

というのもお盆休みに5期生がデビューしたのだ。
2019年末に4期生がデビューして以来なので半年以上新規メンバーがいなかった訳だが、新規のメンバーがデビューするという話を聞いて正直震えた。
彼女らの配信を初めから追っていれば全部のネタを余すことなく楽しめる、そう考えて自分は全員のデビュー配信をフル尺で見る程度にはがっつり注目していた。
高校時代は大のボカロスキーだったので、魔乃アロエのハッピーシンセサイザを聞いたときは注目していたんだけど、惜しいことになった。。。

 

まあそれはさておき、この時期は上述の二人(ねねちとぼっさん)を主軸にリスナー充していた。
それと同時期に桐生ココ(以下、会長:link)と赤井はあと(以下、はあちゃま:link)の配信を見るようになった。
会長はReddit Shitpost Reviewという企画を毎週日曜の昼にやっていて、これはRedditというサイトのホロライブファンが交流する場での投稿を紹介するコーナーだった。
その週に起こったホロライブの事件を面白おかしくまとめた投稿を紹介するというコンテンツが魅力的で、また毎回ホロメンがゲストとして登場するのだが当初チラ見してあまり自分のテイストと合わないなあと感じていたホロメンに興味を持てたりしたこともあり、できるだけリアタイしていた企画だった。
はあちゃまは狂った料理企画などを狂った編集で動画として上げているのが尖り散らしていて好きだった。

たぶん出会いは、海外の配信者が、自分のエロイラストをレビューするアニメガールがいるって信じられるか?みたいな発言をしてたのを聞いて調べたときと記憶している。
編集した動画を上げるホロメンはあまり居ないので存在を知ったときかなり新鮮に感じた。

 

他の特記事項としては、「Bloom,」という2月開催のオンラインライブの告知があったこととENについてだろうか。
Bloom,は正直配信者ののオンラインライブに金出す?といメンタルでスルーしていた。
ENは5期生デビューの直後にデビューした。
自分は英語がそこそこイケるクチなので初めはそこそこ覗いていたが、最終的に彼女らはたまに切り抜きを見る程度に留まった。

 

年末年始から初めての課金まで(2021年1月~2月)

ゆくホロくるホロという年越し公式放送があったのだが、改めて見るとホロメンって多いなあという気持ちと、邂逅から半年ほどで全員分かるようになったなあと不思議な感傷に浸って見ていた。
(ちなみにその前の年越しは確か実家で寝ていた。)

 

年末年始といえば和服の衣装が定番なのだが、これがなかなか見ていてきついイベントだった。
というのも、ホロライブが中国関係で炎上していたため、ねねちのモチーフが中国モチーフであることが運営で問題になっていたのだ。
急遽通常衣装を刷新するためにそちらにリソースが割り当てられ、同期を含め周りが全員お正月衣装だったのにねねちだけ和服が無く、挙句自作の衣装イラストで首から下を隠していたのは見ていて本当にかわいそうだった。
また同様の理由でねねちの3Dモデルが用意できず、5期生全員で参加予定だったBloom,に不参加になってしまったという辛さのダブルパンチも用意されている。

 

さてホロライブ熱も天高く馬肥ゆる真冬で、公式放送等でBloom,の告知をしているのも目にしてあるタイミングでふと、ああ、Bloom,のチケット買うか?という誘惑が頭を過った。
年末には別にいいやと右から左に流していたのにとんだ変わり様だと自分でも思うが、連休の間のホロライブ漬けが効いたのだろう。
しかし半年ホロを追っていたものの結局自分はホロにお金を落としたことがなく、大分躊躇していた。
これがなかなか値段が高く、オンラインライブでグッズも買わないで6000円したのだった。
(ライブというものの経験が乏しい人間なので、相場が分かっていないという点は容赦してほしい。)


結局悩みに悩んだ末、1月末にチケットを購入してしまったのだった。
決め手になったのが、2020年8月に”ずっと真夜中でいいのに”のオンラインライブ”NIWA TO NIRA”に参加した体験が最高だったという記憶である。
まあこれもYouTubeで偶然目にした”ネクライトーキー”というバンドのオンラインライブを覗いたら初見のバンドだったのに一人で大盛り上がりをしてしまい、好きなアーティストの有料オンラインライブとかどんだけ心臓に悪いんだろうと期待して購入に至ったチケットだった訳だ。
もう一つの決め手は、告白すると、怖いもの見たさだった。
メタなことを言うと、当たり前だがホロメンの中身が舞台で演じるわけではなく、トラッキングした映像がスクリーンに映し出される。
それって本当に金を払って見るものなのか、と疑問に思っていた節があり、気になるならもういっそのこと一回試してみようという精神である。
これが期待外れなら今後一切こういった場でお金を落とさなければいいだけなのだ。

 

結果、SSSで感情がぐちゃぐちゃになった。

ちなみにBloom,は大空スバル(以下、スバル:link)に注目したきっかけでもあった。

 

大空スバルと出会った(2021年3月~5月)

全然関係ないけどアヒルの寿命は10年ほどらしい。

 

全然スバルと関係ない雑学はさておき、スバルに注目したのはBloom,を見てからだった。
明らかにダンスのクオリティが他のホロメンから頭一つ飛び抜けている。
(他のホロメンのファンさん、申し訳ありませんが一個人の主観であることをご了承ください。)
そもそもBloom,を見て、ああ、この芸人集団は曲がりなりにもアイドル集団でもあるんだ、と感動していた訳だ。
この素晴らしい舞台を実現するために多くの時間と労力を割いて観客を楽しませることに尽力してくれるんだ、という感動に、ドルオタになる気持ちが分かった気がした。
その中で一際輝いていたのが、スバルだった。

 

正直例のスバルドダックASMRの切り抜きは見たことがあって、なんならちょくちょく配信も見てコメントしていたが、まだ自分の中で一軍のメンバーには入っていなかった。
しかしライブを見てホロメンのアイドル性に気付き、急に興味が湧いていろいろ調べると、最初期のとんでもないASMR切り抜きや、箱外でも舞スバの激辛ペヤング、メルカリ企画、ドリクラなどはちゃめちゃにおもしろい配信が見つかり、割とすぐに、スバルってもしかして最強なのでは?、という気付きを得た。
こんなに面白くて気合入れるときはアイドルとしての魅力もあるメンバーがいるのかと驚愕したね。

以来、自分はスバ友になった。
大空警察などの単発企画やおはすばという定期雑談枠などが特に魅力的だと思う。
スバルのゲーム連載枠はロックマンDMCドラクエは全部見て、FFと MOTHERは時間が合えばという具合だったが、ゲームを本当に丁寧に全力で向き合うのでゲームのファンも初見の人も満足させられる内容だと思う。

 

なお自分は土曜日の昼間はボルダリングしていて、平日は基本的に9時過ぎまで仕事があるため実をいうとあまりリアタイできないのである・・・
(スバルは平日主に8時から、土曜は朝10時と午後1時から、日曜は午後一時から配信している。)

 

「推しは推せるときに推せ」(2021年6月)

あまり深くは語らないが、配信を見ながら、引退ライブはちゃんとやって貰えてよかったねという気持ちが生まれてきた。
会長は沼に腰まではまってきたかなという段階で上述のReddit Shitpost Reviewで毎週のホロリス生活の充実に大きく貢献してくれた。
諸般の事情で不遇の時代が1年続いていたために、ラスト1か月にかけてお祭りに身を投じていた姿は本当に輝いていた。

 

実は会長の引退は自分の大きな転機であった。
会長の引退ライブが近付くに連れ、ざわつき始めるたつのこ(会長のファンの呼称)のツイートを見ていて、自分が特に気にかけているスバルが引退するということがあったらどういった気持ちになるのだろうと考えてしまった。
「推しは推せるときに推せ」という名言は本当にその通りで、それこそ物理的に事故などで配信できなくなるということもあるだろうし、会長のようにもらい事故で心情・状況的に配信できなくなることもあるだろう。
今はただの一般リスナーだけれど、いつかもっと心情的距離感が変わったときにスパチャ等で貢ごうというメンタルでいるといつできなくなるか分からないのだとこの名言に実感を覚えるようになった。
かくして、ええいままよと6月頭のおはすばでメンバーに登録してしまった。

 

今(2021年7月~10月現在)

夏のスバルは本当にコンテンツもりもりで、メンバー登録して本腰を入れ始めたタイミングでそういう流れだったのは個人的に大助かりだった。
仕事の話になるが、9月頭から10月末までホテル泊の長期出張だった。
いろいろと大変な出張になることが予想されていた中、1週目は3周年記念ライブを活力にして生きようと思っていたところ、延期になるという話が出て9月頭は眼のハイライトが消えていた。
週6で勤務していたため日曜日に配信を貪ることでどうにかこなしていた最中、延期されていたライブが10月頭に開催されることが決定。

 

これのおかげで心が折れずに出張を終えることができました、大空スバルさん本当にありがとうございました。
翌日のおはすばでのこだわりポイント解説も見て、隅々まで本人が関わってこだわっていた内容だったということを知り、そういった知識を得たうえで見直したライブもまた新鮮で楽しめた。
というか計5回くらいは見返した。
アヒージョ(スバルのガチ恋ファンの名称)じゃありませんよ。
YouTubePremiumに入っているのでスマホでオフライン再生できるようにダウンロードしていますけどアヒージョじゃありませんよ、一般スバ友ですよ、ええ。
ところで皆さんスバルの3周年記念ライブは見ましたか?見ていない?ん?御冗談を…冗談ですよね?

 

そんなこんなで3セクションひたすらスバルの話をしているので他の話もすると、現在チャンネル登録している他のホロメンは、YouTubeが自動字幕をあきらめることで有名な0期のさくらみこ(以下、みこち:link)、運営ストップがかかるまで32時間連続で配信したゲーマーズの戌神ころね(以下、ころさん:link)、野菜を食べない男子小学生枠の5期のねねちというラインアップだ。
良くも悪くも変な人が好きなのかもしれない。
あれ、この中だとただのアヒルなスバルがまともに見える。

 

まとめ

  • ホロライブを見始めて1年半が経つ。軽い気持ちで見始めたが諸々で1万円ほどホロライブに貢いでいる。
  • 大空スバルを推していて、唯一メンバーに入っている。
  • スバルの3周年記念ライブは見るべき。人間のあらゆる死亡リスクを軽減する。

という訳で沼に脇の下まで漬かっている人間の話でした。
次回は別の沼の話をしようと思いますので、今後もよしなに。